† 2005年 7月 †
わたしの選んだもの、わたしのものたちの幸せのために、イエス
吹田教会前助任司祭 故 M. カリエ (C. Ss. R)
みなさん、この言葉は、カナダで1999年に発行された本の表題ですが、私はその本を読んで大変感激したので、この本のいくつかの大事なポイントを紹介いたします。
次のメッセージは、イエスがカナダのケベックの平凡な信者(レアンデ・ラシャンス)に語られたものです。
しかし、その人を通して、私たち一人一人におっしゃると何回も強調なさいました。
「あなたに話すときに、私がしばしば述べたように、私はそれを読むすべての人々に向かって話しています。けれどもこの教えを生きるのはそれぞれに違うし、違うだけでなく、銘々にとって独自のものになるのです。一人一人は比類のない被造物として造られたから、御父が銘々に割り当てられた使命が独特であるように、愛の者になるために変えられることも独特であることは当然です。大事なことは、御父に"はい"と申し上げることです。」・・・
愛に"はい"と答えること
- 愛に"はい"と答えること、それは、御父があなたを造って下さったままの自分自身を受け入れて、そのために御父に"はい"と答えることです。
- 愛に"はい"と答えること、それは、御父が他人を造って下さったままにあなたが彼らを受け入れて、そのために御父に"はい"と答 えることでもあります。
- 愛に"はい"と答えること、それは、現在のあなたの置かれている幸せな、あるいは不幸な状況のために御父に"はい"と答えることでもあります。
- 愛に"はい"と答えること、それは、あなたに起こる幸せな、あるいは不幸な出来事のために御父に"はい"と答えることでもあります。
- 愛に"はい"と答えること、それは、あなたの無力のゆえに、御父に"はい"と答えることでもあります。
- 愛に"はい"と答えること、それはあなたが変えられるままになることについて、御父に"はい"と答えることでもあります。
- 愛に"はい"と答えること、それは、あなたが蓄えた物事、つまり知的蓄え、知識の蓄え、勢力の蓄え、名声の蓄え、物的財産の蓄え、さらに良い友情関係さえも、そのすべてをはぎ取られることについて、御父に"はい"と答えることでもあります。
- 最後に、愛に"はい"と答えること、それは、ただ一つのこと、つまり神のみ旨だけが大事であることを承諾することです。そして他のすべては、どうでもいい、どうでもいい、どうでもいい、ものであることを認めることでもあります。
上記の2番のことの理解を助けるのに、主が他のときにおっしゃったことは非常に光りを与えて下さいます。それは「あなたは他人を変えようとせずに、そのあるがままを受け入れなさい」ということです。
これは理性では理解し易くても、たやすくできることではありません!なぜかというと、人を変えることができるのは私ではなく、主だけがそれがおできになるからです。
主だけが人を変える時期と方法をご存知です。それゆえ主は繰り返してしばしばおっしゃるとおり、
「あなたは他人を私に任せて、私があなたを変えるのを許しなさい。
これこそ、あなたの唯一の仕事です!」
受け入れることについて
主はまたおっしゃいました。
- あなたは自分が少しずつ何かになるかが分からなくても、受け入れなさい。
- あなたは自分が愛されるに値しないにもかかわらず、愛されていることを受け入れなさい。
- たとえそれが見えなくても、あなたのうちに生み出している私の知恵を受け入れなさい。
- たとえあまり分からなくても、あなたのうちにある私の平和を受け入れなさい。
- たとえ理由が分からなくても、あなたは私と一つになりつつある事を受け入れなさい。
- たとえそれを感じなくても、私の慈しみを受け入れなさい。
- たとえ分からなくても、すべてを受け入れなさい。それはあなたが私に愛されていることを知っているからです。
そうです、私はあなたを心から愛しています。
イエス